大金持ちというジャンルがある。これもそう。しかし「桜蘭高校ホスト部」と設定がかぶっているのが仇となった。ホスト部よりキャラ立ってないせいか、今ひとつ日の目を見ていないのがかわいそう。作者の持ち味であるハチャメチャさが際立っていて良いと思うのだけれど。
しかし山田太郎で培った貧乏ネタと主人公の強烈さはこちらの勝利か。
主人公は色気よりも食い気、食い気よりも眠気のナイスキャラクターで。対藤岡ハルヒにおいても圧倒的勝利を収めていると思う(藤岡ハルヒとはそもそも役割が異なっているというツッコミは置くとして)。
それにしても、こういうヤル気のない女主人公って、最近の少女まんがの流行りなんですか。
「美女が野獣」(マツモトトモ)とかもこんな感じでしたし。
極楽青春ホッケー部 1 (1) 森永 あい 講談社 2005-04-13 おすすめ平均 |