2007年4月17日火曜日

あひるの王子さま

また森永あいですが…。
面白いのだから仕方ない。

山田太郎とホッケー部の間の作品です。

ブサイクでオタクで、女の子にまったく相手にされないし、好きな女の子に声をかける勇気もない主人公。しかし突発的な交通事故の後、無理矢理美容整形された主人公は超美形に。
さらに三人の姉に人格改造を施された彼は、好きなあの娘のために奔走する……って、オイ! これ「Bバージン」じゃない!?

とはいえ。この作者ならではの魔法やらなんやらが飛び出すトンデモ展開と、テンションの高さで、ある意味Bバージンを超えたと云える(というかBバージンは作者が途中で放棄した感がある)。

不細工だろうがなんだろうが、前向きに強く生きるといいんじゃないかな、という実に投げやり(ホメ言葉)もさることながら、魔法で犬の姿に変えられたエドワードとの友情、そして主人公の姉である蘭のツンデレっぷりの前には、凡百の「萌え」など吹っ飛ぶこと間違いない。

面白かった。残念ながら6巻完結ではありますが、もうちょっと読んでいたかった気がします。

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森永 あい

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